Q、戸籍変更用件の内摘手術について、法律改正目途はたっていますか？どんな活動をすれば国は変わっていくと思いますか。是非講演会で、必要のない手術であることを広めていただきたいです。

　A、法律改正については、国会での活動もないため目途はたってないです。市民に調査し声を集め、嘆願書などを国会に届けたり、日本GID学会に向けても声を上げていくのも良いかもしれません。

 
Q、LGBTQの人が11人に１人と聞きましたが、調査の方法次第では実際にはもっと多いのではないかと感じます。これについてどう思われてますか。

A 、同じ意見です。電通の調査では、8.9% 11人に1人ですが、自分の性に違和感がありながら生活している場合もありますので、実際にはもっと多いと思います。


Q、SOGIEは生まれ持ったものと言われていたと思いますが、育った環境要因がかなり大きいかと思います。（バイアスなど）どう思われますか。

A、生まれ持ったものにいつ気づけるかということだと思います。自分が持って生まれたものは変わらないけれど、異性愛ありきの世界で生活をしていると、自分も異性愛者だと思い込んでしまったり、違和感がありながら生活している場合もあるので、本質にいつ気づけるかということだと思っています。
 

Q、結婚して社会でプラスになったことは何ですか。

Ａ、全ての恩恵が受けられるようになった事です。病院に入院した時など、一緒に住んでいるだけでは面会に行けなかったり、医師からの大切な話を一緒に聞けなかったりしますが、結婚した事で、大切なときに一緒にいられるようになったのがよかったです。

Q、思春期の大半を過ごす学校において、どのような支援（情報提供や講演など）や存在があればよかったと思いますか？

A、学校での学びが全くなかったので、性的指向、性自認についての学びや、LGBTQのような人がいる事はおかしなことではないということを学びたかったです。自分は病気だと思っていた時期もあり、相談するようなことではないと思っていました。相談できる人がいる、ということを知っていたらよかったな、と思います。

　
その他にもたくさんのご質問ありがとうございました。